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TURN6『蘇生』-EX-[つよがり]

はい、EX一話です。

やばい、これうつになる。ww

あと耳が痛い。ww




誰もしゃべらない静かな部屋。

瀬奈は眠ってる。

外では雨が降り続いてる。



僕は…

勝てなかった。

ジャスティスに…



「おい!遊馬!」

「ああ、進君。」

僕は泣き出したい気持ちを抑え平然を装う。

「…瀬奈は?」

「わからない…今は眠ってるだけみたいだけど…でも…ジャスティスにやられちゃった。」

「な…!瀬奈まで…。」

「瀬奈は…ジャスティスの神に…。」

あの時、瀬奈はデュエルに負けただけにもみえた…でもジャスティスの言っていたこと、そしてあの倒れ方は普通じゃなかった…。

「…」

「で、僕も…」

…泣きそう…でも…我慢しないと…

「遊馬…」

「なんだい?」

「…無理しなくていいんだぞ。」

その進君の一言で、僕の涙の堤防が壊れた。

「うう…うう…」

涙が滝のように流れ出る。

またただ泣くことしか出来ない僕。

進君は、何も言わず泣いている僕を見守ってる。

…どうしたらいいの…瀬奈。




何とか涙は止まって、少し落ち着いた。

…瀬奈。

相変わらず瀬奈は眠ってる…。

進君と僕は一言も喋らず、瀬奈を見ていた。

すると唐突にその瞬間は来た。

「待ってくれ!」

いきなり瀬奈が飛び起きる。

「おい!遊馬!瀬奈が!」

確かに瀬奈だけど何か違う…



「あ… 瀬…いや、アテムかな?」

僕は思い切って聞いてみた

「ああ…。」

…やっぱり。

アテムは今自分がおかれてる状況を把握しているみたい。

暫くして、何かをおもいだしたみたいに、アテムはシーツを強く握り締めた。



ほんとはこんなこと聞きたくないんだけど…

「ごめん…アテム…瀬奈は?」

アテムは何かを探すような素振りを見せる…

でも見つからなかったみたいで、顔を渋らせ、こういう。

「すまない…。瀬奈は…俺を庇って…。」



「そっか…。仕方ないよ、瀬奈って道路で車に轢かれそうな猫を助けるような奴だからさ。」

ショックだけど、僕はそれをアテムに気づかせないようにつよがる。

「…すまない…俺は…」

元気の無いアテム…。

「ほら!いつまでクヨクヨしてんのさ!」

僕はアテムを励ます。

「…だが…俺は…」

いつまでもそんなことを言ってるアテムにイライラしてきた。

…僕だって辛いんだ!

僕はつい感情的になってアテムの襟首を掴んだ。

「しつこいなあ!そんなので瀬奈が喜ぶと思うの!」

「…」

「瀬奈は君を守った!なのに守られた君は一体なんでそんなんなんだよ!」

「…すまない。」

いつまでも…!

「謝ったって瀬奈は戻ってこないんだよ!大体…」

何で…そう言おうとした瞬間、ふと我に帰った。

…僕は…

「…ごめん。ちょっと大声出しすぎた、何か飲み物買ってくるよ。」

そういって、僕は病室を出る。



そして、僕はその場に座り込んだ。

…僕は。

アテムに…

なんてことを言おうとしたんだ…

『大体何で瀬奈じゃなくてアテムなんだよ!』

…僕は…最低だ。

涙がまた溢れ出す。

…もうだめだよ…瀬奈…助けてよ…。




アテムもどうやらパズルカードを集め終わってたみたいで、僕とアテムは一緒に決勝の舞台へ向かうことになった。

進君のおかげで、アテムは調子を取り戻したみたい。

…僕は相変わらずだけど。

「ここが決勝の会場か…」

「…そうだね。」

決勝の会場は海馬コーポレーションビル。

…とりあえず。

「…中に入ればいいのかな?」

「…多分な。」

ビルに入ったら、受付の人にエレベーターに案内されて、僕たちはそれに乗り込む

「…」

「…」

僕は…

この先戦っていけるのかな?

ジャスティスとのデュエルで、何も出来ずに負けて…



…このデッキじゃ勝てないのかな…

「おい!遊馬!」

そんなことを考えていると、唐突にアテムに声をかけられる。

「えっ!何だい?びっくりするなあ…。」

「何度も呼んだだろうが…。」

「あ、ごめん、何かボーっとしてた。」

僕は笑顔を作って誤魔化す。

…このデッキで戦っていけるのかな?なんて今聞けるわけないよ。

…アテムはどうしたんだろ?

「で、どうしたんだい?アテム?」

「…ん?」

どうしたんだろ?

「…」

…なんだろ?

なんてことを思っていたら、エレベーターが止まり、ドアが開いた。

「ついたみたいだ…うわあ…」

「そうだな…これは…」

…広いなあ。

暗くて何も見えないんだけど、とにかく広い空間が広がっていることはわかった。

でも、一箇所だけ明るい。

「…行くか。」

「うん、そうだね。」

僕たちは、その明るい場所へ向かう。

そこには何人かの人がいた。

…これが僕らの決勝の相手。

「全員そろったようだな!」

僕らがそこに着くといきなり声が響く

びっくりした…。

「貴様らが決勝のメンバーか!ここまで残ったことは褒めてやろう!」

あ、海馬瀬人さんだ。

「貴様らの戦うフィールドはコレだ!」

周りが一気に明るくなる。

「これが…。」

「うわあ… すごいねえ。」

たくさんのデュエルフィールドがトーナメント表みたいに階段で繋がってる。

「そしてこれが貴様らの運命を決めるゲーム!アルティメット・ルーレット!」

いきなり出てきた大型のビジョンにルーレットがうつる。

そのルーレットが回り始めて、沢山の玉が中に投げ込まれた。

玉は、綺麗にそのルーレットの穴にはまる。

玉には僕ら決闘者の名前、穴には番号が振られてる。

つまりこの番号が戦う相手をしているってことなのかな?

僕は…6番。

「俺は…4番だな。」

ってことは…

「僕は6番。戦うとしたら決勝だね、アテム。」

「ああ。」

「さあ!貴様らの運命は決まった!その運命の示すリングに上がれ!」

…ここにいても仕方ないな。

「…じゃあ、健闘を祈ってるよ!アテム!」

「俺もだ、遊馬!」

そういって僕らは別れる。

一人になるとまた不安が押し寄せてきた。

手がガタガタと震えだす。

怖いよ…

もうだれにも勝てない気さえしてきた。

瀬奈…助けて…

震えながら、僕のフィールドへ向かう。

そこには先に僕の対戦相手が待ってた。

「お前が俺の対戦相手か?」

「う…うん。」

その人は金髪碧眼、外国人みたいで、首には星条旗のバンダナを巻いている。

「オレはロック・ハワード。お前は?」

「僕は遊馬、武藤遊馬。」

「お!もしかしてユーギ・ムトーの子どもか?」

「うん。」

「そうか!ならこのデュエル楽しめそうだな!よし!デュエルだ!ユーマ!」

「う…うん!」

でも…僕には…

僕のデッキじゃ…

「「デュエル!」」

最初の五枚をドローして、僕はその手札をみて愕然とする。

磁石の戦士α、磁石の戦士ζ、磁石の戦士Ω-、磁石の戦士β、磁石の戦士δ

モンスターだけ…

僕のデッキは魔法カードとのコンボで真価を発揮するデッキ、これじゃ何も出来ない…

「僕の先攻、ドロー。」

融合解除…このカードじゃ何も出来ない。

「僕は磁石の戦士αを守備表示で召喚。」

こうするしか…。

「オレのターン!ドロー!よし!オレはメカハンターを召喚!αに攻撃!」

メカハンターの体から出る無数の刃でαは切り刻まれた。

「オレはこれでターンエンド!」

「ぼ…僕のターン、ドロー!」

…オベリスク。

今は…使えない。

「僕は磁石の戦士δを守備表示…これでターンエンド。」



「なんだ…その程度か?オレのターン!ドロー!オレはメカハンターを生贄に、モーターバイオレンスを召喚!モーターバイオレンスの攻撃!モーターカノン!」

僕のδはモーターバイオレンスの攻撃で粉々に砕け散る。

「オレはこれでターンエンド。さあ、お前のターンだ!」

「ぼ…僕のターン…」

…怖い

ドローするのが怖いよ…。

「おい!ユーマ!」

「…え?」

いきなりロック君に声をかけられた。

「お前デッキを信じてないだろ!」

「…」

答えられない、なぜなら図星だから。

「知ってるか?親父の受け売りだが、デッキを信じれない奴はただのクズデュエリストなんだぜ!」

「…」

…何も言い返せない。

「ただオマエだってこの舞台に立つまでにオマエのデッキを信じて戦ってきたんだろ?なのになんだ!その目は!デッキを信じてないんだろ!」

「…」

「そんなやつにこのステージに立つ資格は無い!」

「僕は…」

…そうだよ、デュエルは勝ったり負けたりするのが普通だ。

なのに僕はなんだ、たった一回の負けでデッキを疑ったりして…

ごめんよ、僕のデッキ…

お願いだ、力を貸して!

顔を上げ、しっかりと前をみる。

「いくよ!僕のターン!ドロー!」

…よし!

「僕は磁石の戦士Ω-を召喚!更に魔法カード!磁石の絆を発動!デッキから磁石の戦士Σ+を召喚!そして合体!超伝導戦士リニア・マグナム±!そしてモーターバイオレンスに攻撃!マグナム・レールガン!」

リニアマグナムの攻撃の攻撃でモーターバイオレンスを打ち砕いた。

「へえ。ユーマ、やるじゃねーか。」

「どうだい?これが僕の実力だよ、ロック君!」
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Re: TURN6『蘇生』-EX-[つよがり]

はーい、次回予告いきまーす。ってことでまかせたぞ!進!

「え?俺?」

うん、遊馬が今忙しいからな!

「…わかった。

デュエルをする心を取り戻した遊馬。

そこに襲い掛かるロックのマシーンモンスター。

遊馬に打ち勝つ術はあるか?

次回!遊戯王∞TURN6「蘇生」-EX-[信じる心]!

がんばれよ!遊馬!」

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