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TURN5『空虚』-EX-完全版

ってことでスランプスランプ言いながら完全版です。

本編のほうは…

長すぎてかけませんww

いつかまとめます。っていうかFC2小説のほうに書きます。

とりあえず大幅変更といっときながら、それほど変わってないですww

結構後半は大幅に変更…してます。

多分ね。

ってことでどうぞ!


「僕は進君の意識が戻るのをここで待ってる、瀬奈、気を付けてね!」

僕がそう言うと、瀬奈は軽く手を振った。

ほんとに大丈夫なのかなあ…

瀬奈は弥生ちゃんのことになると見境なくなるから…。

まあアテムもいるから大丈夫かな。

…僕は進君が起きるまで待ってよう。




「…ん。」

「進君!」

「遊…馬?」

進君が目を覚ました。

「大丈夫?進君?」

「ああ…すまなかった、遊馬…俺…あんなことを…。」

「別にいいよ、進君は悪くない、悪いのはジャッジメントだよ…で、進君。」

「何だ?」

「進君は何でジャッジメントにいたのさ。」

「ああ、昨日の夜あいつらに囲まれてな、何とか凌いだんだけど、そこでジャスティスにデュエルを挑まれて負けちまったんだ…弥生も一緒に。」

「え…二人とも?」

「ああ、あいつの使ってくるカード…黒い神のカードだ、とんでもない強さだぞ。」

「そう…なの?」

「ああ、負けちまったあと捕まってな…その後は漠然としかおぼえてない。」

「ジャスティスはどんな顔だったの…?」

「あいつは仮面を被ってたから顔はわからない、声も変わってるみたいだから情報は何も無いんだ…すまん。」

…わかったことはジャスティスの使ってくるカードだけ…だな。

「いや、もう十分だよ、ありがとう、進君…じゃあ、進君は休んでて!僕は行って来る!」

「俺も…!」

「無理しないで!今回は僕と瀬奈に任せて!」

「…すまない、弥生を…姉貴をまかせたぞ、遊馬。」

「うん、わかった!」

僕は、進君の病室をでた。




「あのさ、出来ればそこをどいてほしいんだけど。」

勢いよく病室を飛び出たものの、病院から出た直後にいきなり体の大きい二人組みに道を阻まれた。

「「我々はジャッジメント、我々は遊城進を処刑しに来ただけだ、貴様がどけ。」」

進君を?

「…なんで進君を?」

「「負けたものには死を、それがジャッジメントのしきたりだ。」」



「…ならどけないかな。」

「「おや、貴様は武藤遊馬、貴様も抹殺の対象だ。さあ、デュエルだ。」」

「二人で?」

「「ああ。」」

…困ったな。

「ちょっと待った!」

空から降ってくる謎の影…

「…進君。」

いや確かに進君の病室真上だったけどさ。

「「遊城進だな、パズルカードを持たぬ貴様に参加権は無い。」」

「硬いこと言うなって、お前らだって二対一は反則だろ?」

「進君、無理しなくても…」

「あんだけ寝とけばもう大丈夫だって!さあ、やろうぜ!遊馬!」

「「まとめて潰せば手間も省ける。さあ!来い!」」

…えー?

これは…仕方ないか。

「もう…わかったよ。」

「私の名は阿形!」

「私の名は吽形!」

あ、自己紹介ね…

「…えーと。」

「「「「デュエル!!!!」」」」

「私のターン!ドロー!私は怒れる類人猿を召喚!」

阿形は…えーと…ゴリラを召喚する。

確か攻撃し続けなきゃいけないって奴だったっけ。

「私はこれでターン終了だ。」

「行くぜ!俺のターン!ドロー!俺はE・HEROスパークマンを攻撃表示で召喚!そしてカードを一枚伏せてターンエンド!」

「私のターン。ドロー!私はカードを4枚伏せてターン終了だ。」

カードを伏せるだけ…?

気になるけど…

「僕のターン!ドロー、僕は磁石の戦士δを攻撃表示!」

剣の形を模した磁石の戦士を僕は召喚する、こいつは本来はαと組み合わせて真価を発揮するんだけど…

「僕はカードこのままターンエンド。」

「私のターン!ドロー!ゴブリン突撃部隊を召喚!ゴブリン突撃部隊で磁石の戦士に攻撃だ!」

ゴブリンの大群が僕の磁石の戦士に襲ってくる。

「進君!」

「ああ!わかってる!リバースカードオープン!魔法カード!融合!」

進君が発動したのは異なる二つのモンスターを一つにする魔法カード

「スパークマンとδを融合!出でよ!M-HERO(マグネットヒーロー) スパーク・ブレイダー!」

進君のHEROと僕の磁石の戦士が一つになり、磁力を纏い、巨大な剣を携えたHEROが生まれる。

マグネット・ヒーロー スパーク・ブレイダー

ATK2600 DEF1200

「遊馬!」

「うん!マグネットブレイダーで反撃!スパーク・ブレイド!」

ゴブリンの大群をスパーク・ブレイダーは雷を纏う大剣でなぎ払う。

「なんだと!」

阿形LP4000→3700

「ぐう…怒れる類人猿はフィールド上に存在する限り攻撃しなければならない…怒れる類人猿で遊城進にダイレクトアタック!」

「進君!」

「ああ、すまねえ!反撃だ!スパーク・ブレイダー!」

進君に襲い掛かったゴリラはスパークブレイダーの大剣で一刀両断になる。

阿形LP3700→3100

「おのれ…私はこれでターン終了だ。」

「俺のターン!ドロー!俺はE・HEROフラッシュを攻撃表示で召喚!フラッシュで阿形にダイレクトアタック!」

「これ以上阿形のライフを減らさせはせん、リバースカード、ドレインシールド。」

フラッシュの攻撃はいきなり出てきた盾に阻まれて吽形のライフが回復した。

吽形LP4000→5100

「ちぃ、俺はカードを一枚伏せてターンエンド。」

「私のターンドロー…私はカードを一枚伏せターンエンド。」

またモンスター無しだ…。

「僕のターン、ドロー!僕は磁石の戦士γを召喚!スパークブレイダーとγで阿形に攻撃!」

「リバースカード、アースクエイク。貴様等のモンスターは守備表示になってもらおう。」

突如として起こった地震により、僕等のモンスターは皆守りに入ってしまった。

「…ターンエンドだよ。」

「私のターン!私はをジャイアントオークを召喚!」

「阿形!行くぞ!私は黙する死者を発動!ゴブリンを守備表示で復活させる!」

「おお!吽形!私は魔法カード二重召喚を発動!私はモンスター二体を生贄に、出でよ!ダークネス・デストロイヤー!このモンスターは一ターンに二回攻撃することが出来る!スパーク・ブレイダーとフラッシュに攻撃!」

スパークブレイダーとフラッシュはダークネス・デストロイヤーに破壊される。

「更にデストロイヤーの効果!このモンスターの攻撃力が相手の守備力を超えている場合その数値分相手ライフにダメージを与える!」

遊馬 LP4000→2900
進 LP4000→3300

「スパークブレイダーの効果!進君のフィールドにスパークマンを残す!」

「フラッシュの効果!このカードが墓地に送られたとき墓地の魔法カード一枚を手札に加える!」

「ふん、私はこれでターンエンド。」

「俺のターン!俺は天使の施しを発動!デッキからカードを三枚ドローし、そのうち二枚を墓地に送る…俺はこのままターンエンド。」

「私のターン、ドロー…私はライフポイントを2000支払い終焉のカウントダウンを発動する。」

吽形 LP5100→3100

上空に20個の光が生まれる。

「な!」

「しまった!…でもまだ時間はある。」

20ターンの間に勝負をつければ…。

「更に魔法カード、時の飛躍!お互いにこのまま三ターン経過させてもらう!よって残りターンは8!」

上空の光は一気に12個減り、残りカウントは8になる。

「魔法カード、悪夢の鉄檻。お互いに二ターン行動モンスターは攻撃無くなる。そして私はターン終了だ。」

お互いに2ターン…

「これは…僕たちは攻撃できない…」

「ってことだな…。」

「どうだ!吽形のコンボは!」

「…まだまだ!」

「ああ!あきらめてたまるか!」

「強がりを…。」

「これで残りターンは7だ。」


「僕のターン!僕は磁石の戦士βを召喚!僕はカードを二枚伏せてターンエンド!」<

「残り6。」

「私のターン!ドロー!私は、ドローンを召喚!そして効果発動!ドローンは二体に分裂する!そしてターンエンド!」

「残り5。」

「俺のターン、ドロー!…仕掛けるぞ!遊馬!」

「うん!」

「俺はO-オーバーソウルを発動!フラッシュを蘇生!そしてフラッシュとスパークマンを生贄に捧げ、来い!E・HEROネオス!そして魔法カード!R-ライトジャスティス発動!吽形の悪夢の鉄檻を破壊する!」

僕等全員を覆っていた檻は粉砕された。

「リバースカードオープン!磁石の絆!僕はデッキから磁石の戦士αを召喚!α、β、γを合体!マグネット・バルキリオン!」

「手札から魔法カード融合!俺のネオスと、」

「僕のバルキリオンを、」


「「融合!!」」

「「M-HERO ネオス・バルキリオン!!」」


進君のネオスと僕のバルキリオンは一つになり、最強の磁石の英雄が生まれる。

M-HERO ネオス・バルキリオン
ATK/3900 DEF/4200    


「魔法カード、速攻!ネオス・バルキリオンで吽形に攻撃!怒りの磁力剣!」

「私のデストロイヤーを吽形の盾にする。」

「そして私はリバースカード、ホーリージャベリン。貴様等のそのモンスターの攻撃力分ライフを回復する。」

吽形に切りかかろうとしたネオス・バルキリオンだったけど、阿形のダークネス・デストロイヤーが壁になって、十分なダメージを与えられない、その後いきなり現れた槍が吽形を貫き吽形のライフが回復しちゃう。

吽形LP3100→LP7000→5400

「…俺はカードを二枚伏せてターンエンド!」

「残り4。」

「私のターン、私は魔法カード、治療の神ディアン・ケトを発動。ライフを1000回復する。」

吽形LP5400→6400

「私はこれでターン終了。これで残りは3」

「僕のターン!ドロー…」

僕のドローしたカードは僕の切り札オベリスクの巨神兵。

神のカードは生贄が三体いるから…

出せない。

「僕はターンエンド。」

「残り2。」

刻々と刻まれるカウントダウン。

…時間が無い。

「私のターン!私は魔法カード、究極の選択を発動!ライフポイントを残り1まで減らし、デッキからモンスターを一枚手札に加える!私が手札に加えるのは…オベリスクの巨神兵!」

阿形LP3100→1

…え?

「ちょっと待ってよ!なんで君たちがそのカードを…。」

「いや、こいつらが使うのはコピーカードだ。」

「ふん、流石に元々私たちの仲間であっただけはある、さあ行くぞ吽形!」

「ああ、阿形。私はリバースカードを発動する、魔法カード死者蘇生!わたしは阿形のフィールドにダークネス・デストロイヤーを復活させる!」

「そして私はモンスターを三体生贄に…さあ出でよ!オベリスクの巨神兵!

「私はリバースカード、神縛りの鎖を発動!」

吽形のデュエルディスクから何本もの鎖が放たれ、上空へ消えた、そしてそこから出てくるのは僕の切り札と全く同じモンスター。三枚の神のうちの一枚、オベリスクの巨神兵。

「オベリスクで武藤遊馬にダイレクトアタック!死ね!武藤遊馬!」

神が僕に拳を振り下ろさんと天高く振り上げる…

流石にまだあきらめるわけにはいかない!

「リバ…」

「待て遊馬!」

「え?」

「リバースカード!融合解除!ネオス・バルキリオンを融合解除する!」

ネオス・バルキリオンは二つに分かれ、元のネオスとマグネット・バルキリオンの姿に戻った。

これで僕のフィールドにモンスターもモンスターがいる。でも実は僕も同じカードを使うつもりだったんだけど…。

「さらにリバースカード!アストラルバリア!ダメージは全て俺が受ける!」

「え…?何してるのさ!進君!」

「これでいいんだ!後は任せた!」

「ふん!遊城進に攻撃だ!」

僕に振り下ろされそうになった拳は向きを変え、進君に振り下ろされる。

何でこんなことを…

「ぐっ…。」

進LP3100→0

「フン!無駄死にという言葉を知らんのか!私はこれでターンエンド!」

「そうだ、死に急がなくても次が貴様らのラストターンだ。」

「…どうかな?さあ!遊馬のターンだぜ!」

「え?」

…そうか、僕にターンを回すために…。

「わかったよ!進君!僕のターン!ドロー!」

…このカードなら!

「いくよ!魔法カード、カードヘキサチーフを発動!君たちのリバースカードを全て封印する!そしてカードを二枚セット!」

「「無駄な足掻きを…」」

「無駄かどうかは結果を見ていってほしいな、リバースカード融合解除!バルキリオンの融合を解除!α、β、γに戻るよ!そしてα、β、γを生贄に捧げ…本物を見せてあげる、力を借りるよ!オベリスクの巨神兵!

僕のフィールドに阿形のフィールドにいる神と全く同じ姿をした神が現れる。

「だからどうしたと言うのだ、このまま攻撃したところで相打ち止まりだ。」

「このままならね!ここでオベリスクの効果!フィールド上のモンスターを生贄に捧げることでそのモンスターの攻撃力分攻撃力を上げる!」

「どこにそんなモンスターがいるというのだ!無駄なんだよ!」

「僕が生贄に捧げるのは進君のE・HEROネオス!」

「な!」

「いいよね?進君?」

「ああ!やってくれ!」

「オベリスクの効果発動!ソウル・エナジー・チャージ!

ネオスはオベリスクの掌に握り潰されそのエネルギーとなる。

「そしてオベリスクに攻撃!ラス・オブ・オベリスク!

対峙する僕のオベリスクと阿形のオベリスク、元々は同じモンスターだけど、ネオスの力も加わった僕のオベリスクは阿形のオベリスクを完全に打ち砕いた。

「がああああ!!!」

阿形LP1→0

「ふん!阿形がやられたといえ貴様にもう攻撃できるモンスターはいない!この勝負我々の勝利だ!」

「まだ僕のバトルフェイズは終わってない!リバースマジック!祭壇の抜け穴!生け贄召喚されたモンスターを墓地に送り、そのモンスターの生け贄に捧げられたモンスターをフィールドに復活させる!蘇れ!磁石の戦士α、β、γ!」

「その程度の下級モンスターで…」

「甘いよ!更にリバースカードオープン!パワーコネクション!フィールド上の同族モンスター一体につき攻撃力が500ポイントアップ!僕のフィールドには磁石の戦士が三体!だから攻撃力は1500ポイントアップ!」

「な…なんだと…!」

「α、β、γで一斉攻撃!マグネッツ・コンビネーション!

三体の磁石の戦士は連携し、吽形のライフを削りきった。

「馬…馬鹿な!私たちが…負けるだと!」

吽形LP6400→0

「僕たちの勝ちだ!」

「やったな!遊馬!」

「うん!」

「そんな…私達が…がぁああああ!!!!!」

「え…?」

「ど…どうした!吽形!」

「貴様ハ黙ッテイロ!」

「がああああああ!!!」

一頻り叫んで気を失う阿形。

「え…」

な…何が起こってるの。

「マタシテモ私ノ邪魔ヲスルノダナ!」

「ジャスティス…だね!」

「ソノ通リダ!」

「ジャスティス!お前…!」

「オヤオヤ、遊城進、ドウヤラ私ヲ裏切ルヨウダナ。」

「当たり前だ!誰がお前に力を貸すか!」

「フン!貴様ノヨウナ負ケ犬二用ハナイ!」

「…。」

あ、そうだ。

「ジャスティス、君は今どこにいるんだい?」

「ソレヲ聴イテドウスルツモリダ?」

「決まってるじゃない、完全に叩き潰す。それだけだよ。」

「ホウ…ソノ意気ニ免ジテオシエテヤロウ。私ハ裁判所デ君タチヲマッテイル…ダガ、タタキツブサレルノハドチラカナ?」

「…君に決まってるだろ。」

「フハハハハ!面白イ!デハマッテイルゾ!武藤遊馬!」

そういい残して、吽形は気を失う。

…待ってろよ。

「そうだ、遊馬。」

唐突に進君が僕に話しかけてきた。

「なんだい?」

「このカードを受け取ってくれ。」

そう言って進君が差し出したのはネオスのカード。

「で…でもこのカードは進君の魂がこもったカードじゃないか、受け取れないよ。」

「俺のアンティカードはこのネオスなんだ。お前に受け取ってほしい。」



「わかった。受け取るよ。」

「ああ。ネオスを使う以上絶対に負けるなよ!」

「うん、わかったよ!進君。」

でも裁判所か…結構距離があるな。

そうだ、瀬奈にも教えてあげないと。

僕は携帯を取り出し、瀬奈にかけ始める。

出るかな…。

僕の心配は無駄だったようで、案外瀬奈はすぐ電話に出た。

「遊馬か…どうした?」

「瀬奈?ジャスティスいる場所がわかったんだ!」

「なんだと!一体どこだ!」

「裁判所だってさ。」

「すぐ近くだな…わかった。」

「瀬奈、止めたって無駄だと思うけど…無茶はしないでよ。」

「わかってるさ。」

「僕もすぐ行くからね、気をつけて!」

「ああ、わかってる。じゃあな。」

そう言って、瀬奈は電話を切る…ほんとに大丈夫かな…。

…僕も急ごう!




僕が裁判所へ向かう途中に降り出した雨はだんだん勢いを増していく。

そして僕が裁判所に到着した頃には本降りになっている。

「ついてないなあ…」

それにしてもジャスティスは何処に…。

「ぐあああ!!!!」

…!

瀬奈の声だ!

僕はその声のが聞こえた方へ向かう。

その現場到着した僕の目の前に、想像を絶する世界が広がっていた。僕の目の前には、真っ黒に染まった太陽神ラー、その口は熱く燃え滾る炎を蓄え始める。

そしてその炎はその真正面にいるブラックマジシャン、そして瀬奈に向かって放たれる。

強烈な炎がブラックマジシャン、と瀬奈をほぼ同時に包んだ。

炎が消えた後には、うつ伏せに倒れた瀬奈がいた。

「瀬…奈…。」

…何が起こったの…?

「フン、馬鹿ナ奴ダ…アノママ気ヲウシナッテイレバヨカッタモノヲ…」

こいつが…ジャスティス!

「お前が…。」

「オヤ、武藤遊馬。オソカッタジャナイカ。」

「…よくも…瀬奈をー!」

感情のまま僕はジャスティスに殴りかかる。

「…フン。」

だけどジャスティスは僕のパンチを避ける、勢いあまって僕は転んでしまう。

「くそっ…。」

「…野蛮ナ。」

「うるさい!ジャスティス!僕とデュエルしろ!」

「…無駄ダ、オマエデハ私ニ勝テナイ。」

…何!

「調子にのるな!やってみないとわからないだろ!」

「仕方ナイ…ナラバオマエニ格ノ違イヲオシエテヤロウ!」


「「デュエル!!」」


「私ノ先攻、ドロー。私ハカードヲ一枚伏セテターンエンド。」

カードを伏せただけ?

…ならば!

「僕のターン!ドロー!僕は磁石の戦士αを召喚!更に魔法カード、同胞の絆発動!ライフを1000ポイント支払いデッキから磁石の戦士βとγを召喚!そして合体!磁石の戦士マグネット・バルキリオン!」

遊馬LP4000→3000

「ホウ。ヤルデハナイカ。」

「うるさい!魔法カード!磁石の絆!デッキから磁石の戦士δを召喚!更に合体!磁石の戦士マグネット・バルキリオンEX・スーパーマグネットブレイダー!」

磁石の戦士マグネット・バルキリオンEX・スーパーマグネットブレイダー
ATK/4500 DEF/3800


「スーパーマグネットブレイダーでダイレクトアタック!真・磁力剣!

マグネット・バルキリオンは大剣を振りかざし、ジャスティスに切りかかる。

…これが通れば僕の勝ちだ!

「リバースカード、影の障壁発動。オマエノスーパーマグネットブレイダーヲコピーサセテモラウ。イデヨ!シャドウ・マグネットブレイダー!」

真っ黒な壁がバルキリオンの前に立ちふさがりその壁から真っ黒なバルキリオンが現われる。

「シャドウ・マグネットブレイダーノ攻撃力ハオマエノスーパーマグネットブレイダートオナジ!」

シャドウ・マグネットブレイダーの剣とスーパーマグネットブレイダーの剣が交差する。その衝撃でその剣はへし折れる。

「くそっ…僕はターンエンドだ。」

勝負を焦りすぎた僕のミスだ…!

「私ノターン、ドロー…コレデ終ワリダ!私ハ魔法カード融合解除ヲ発動スル!私ノシャドウ・バルキリオンヲ融合サセル。」

真っ黒なバルキリオンは分離し、三体の磁石の戦士が姿を現す。

「シャドウ・マグネットウォリアー三体ヲ生ケ贄ニ捧ゲ!イデヨ!漆黒の天空龍!

僕の目の前に真っ黒な龍…この龍は三枚の神のカードのうちの一枚、オシリスの天空龍…

「こ…これが進君の言っていた黒い神…」

「漆黒の天空龍ノ攻撃力ハ私ノ手札一枚ニツキ2000!私ノ手札ハ4枚!ヨッテ8000!」

「え…」

そんな…このままじゃ…

そう思うものの僕を護るカードはバルキリオン一枚…

「漆黒の天空龍ノ攻撃!ダークサンダーフォース!

黒いオシリスの口から放たれた電撃は、マグネット・バルキリオンと僕を飲み込んだ…。

遊馬LP3000→0

「そ…そんな…。」

僕の体に強烈な虚脱感が襲い、僕は膝をついてしまった。

「…ドウダ、格ノ違イヲ思イ知ッタカ。」

「…」

返す言葉もない。

「フン…答エル力モ失ッタカ…雑魚ガイキガルカラダ。」

まるで僕たちに興味を失ったかのように、ジャスティスは背を向けどこかへ去っていった。

「…。」

…僕は…

…無力だ

友達も助けられず…

兄貴の仇も討てない…

「う…」

僕の目から涙がこぼれだす。

それは勢いを増し、頬をどんどん濡らしていく。

さっきから降っている雨も強さを増し、僕の体を濡らしていく。

「うう…ううう…。」

「どうしたんだ!遊馬君!」

無力感に苛まれ、ただ泣くことしか出来ない僕に誰かが声をかけた。

「…誰?」

涙で前が見えない。

「青だ!一体何があったんだ!」

「青…君?ぼ…くはいい…から…瀬…奈を…。」

「瀬奈君?…!一体何が起こったんだ!」

「…ごめんよ…」

「泣いていてはわからないだろう!一体何が起こったんだ!しっかりしろ!遊馬君!」

「うう…ごめんよ…ごめんよ…」

…ごめんよ…瀬奈…。


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