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TURN5『空虚』-7

ああ、制限改定の記事書こうと思ってたのにもうvジャン発売したしw

あ、今回でTURN5最終回です。

では、どーぞ。


「おのれ!ほら!このパズルカードを受け取りなさい!」

そう言い、パンドラはこちらにパズルカードを投げつける。

「ああ、確かに受け取った。」

「そしてこれが私の最期のイリュージョンです!」

パンドラはどこからともなく取り出したマントに身を隠した。

そしてそのマントが地面に落ちた頃には、パンドラの姿は消えていた。


「な…」

『アテム、後ろの窓だ。』

「しまった!」

さっきパンドラは何度も死のうとしたと言っていた、ということは再び自殺願望を復活させてしまったのかもしれない。

「パンドラ!」

慌てて窓のから下を見下ろすとそこにはパンドラが…

「…」

『…』

いた。さっき瀬奈が殴り倒した大男の上に落ちたらしい。

「ボスー!いたいんだなあ!」

「うるさい!あなたこそなんでこんなところにいるのです!」



『あの男相当丈夫なんだな。』

…らしいな。

とりあえず心配は要らないだろう。

その時瀬奈の携帯が震えていることに気づく。

「瀬奈?」

『ああ、変わってくれ。』

瀬奈と俺が入れ替わる。

「遊馬か…どうした?」

「瀬奈?ジャスティスいる場所がわかったんだ!」

「なんだと!一体どこだ!」

「裁判所だってさ。」

「すぐ近くだな…わかった。」

「瀬奈、止めたって無駄だと思うけど…無茶はしないでよ。」

「わかってるさ。」

「僕もすぐ行くからね、気をつけて!」

「ああ、わかってる。じゃあな。」

瀬奈は携帯を切った…

よし…瀬奈。

「ああ!行くぞ!」




瀬奈がビルから出る頃には、日は沈みかけ、辺りは赤く染っている。

そして瀬奈は裁判所へついた。

「ここだな。」

人を裁く場所だけあり、どことなく厳粛な雰囲気が立ち込めた空間だ。

瀬奈はどんどん奥ヘ入っていく。

「奴はどこに…」

わからないが…気をつけろ。

「ああ…ん?雨か。」

さっきまで夕焼けがあたりを染めていたが、今の空は雲に覆われ、雨が落ち始める。

「待ッテイタヨ!武藤瀬奈!」

審議場の前に差し掛かったころ、唐突に声をかけられる。

「お前がジャスティスか!」

「如何ニモ!私ガジャスティスダ!」

仮面で顔を隠し、他のジャッジメントと同様のコートを着ている、が、他のメンバーは黒いコートであるのに対し、ジャスティスのコートは白い。

「さあ!弥生を返してもらおうか!」

「フン、ソウ簡単二返シテ貰エルトオモッテイルノカ!武藤瀬奈!」

…そう簡単にはいかないか。

「だろうな。」

「武藤瀬奈!私トデュエルシロ!ソシテ貴様ヲ完全二コノ世カラケシサッテクレル!」

「…そもそもデュエルで人が死ぬなどということはあるはずがない!」

あり得るぞ…瀬奈。

「はあ?お前まで一体何を…。」

「闇ノゲームダヨ!」

…その通りだ。

「…その程度で俺がビビッて帰ると思うか?上等!デュエルだ!ジャスティス!」

「ハッハッハ!!死ンデ後悔スルガヨイ!」

「「デュエル!!」」

あたり一面をどこからともなく現れた黒い霧が包み込む。

「…なんだこれ…まあいい、俺の先攻、熟練の黒魔術師を召喚!カードを一枚伏せターン終了だ。」

「私ノターン!!ドロー!!私ハデスドラゴンを攻撃表示デ召喚!更二カードヲ二枚セットシ私ハコレデターンエンド!」

攻撃してこないだと…

「臆したか?ジャスティス。」

「フン、サア、オ前ノターンダ。」

「ドロー、強欲な壷を発動、カードを二枚ドロー、そして魔力掌握発動!これで熟練の黒魔術師の魔力は最大までチャージされた。熟練の黒魔術師の効果!魔力が最大までチャージされたこのカードを生贄に捧げることで、デッキ、手札、墓地のいずれかから黒魔族一体を特殊召喚することが出来る。出でよ黒魔術師マハード!そしてマハードでデスドラゴンに攻撃だ!」

「リバースカード!アストラルバリア!デスドラゴンノカワリ二私ガダメージヲ受ケヨウ。」

「なんだと!」

デスドラゴンの姿が消え、ジャスティス自らがダメージを受ける。

ジャスティスLP4000→1500

「グッ…コノ瞬間リバースカードオープン!冥府に続く階段!サア出デヨ!ゴーズ!カイエン!」

冥府に続く階段が現れ、そこより二人の冥府の使者が現れた。

「くそ…」

わざとダメージを受けてモンスターを増やしただと…

「俺は…カードを一枚伏せターンエンドだ。」

「私ノターン!ドロー!…見セテヤロウ!私ノ力ヲ!デスドラゴン、ゴーズ、カイエンヲ生贄二捧ゲ…来イ!漆黒の巨神兵!

ジャスティスのフィールドのモンスターが消え去り、そこに現れたのは三体の神のうちの一体、破壊の神オベリスク、だがその姿は漆黒に染まっている。

「神のカードだと…またコピーカードなのか?」

「違ウナ!コノ神ハ神ヲ超エル力ヲ持ッタ神!漆黒の巨神兵ノ攻撃力ハ6000!カワリ二効果ハ失ッタガネ!漆黒の巨神兵ノ攻撃!ダークゴッドハンドクラッシャー!!

「…リバースカード、魔力掌握。マハードに魔力をチャージ!更にリバースカード!マジシャンズサークル!俺はデッキから魔導騎士ディフェンダーを召喚…!」

漆黒の神の拳が瀬奈のマハードを襲う。

「ディフェンダーの効果!魔力を一つ消費することでフィールド上の魔法使いの破壊を無効にする!」

マハードは破壊を免れるが、その拳は瀬奈に襲い掛かった。

「ぐあああ!!」

ソリッドビジョンの攻撃のはずだが、その拳は瀬奈を大きく吹き飛ばした。

瀬奈LP4000→700

「…なんだ?今の…は?」

「コレガ闇ノゲームサ!」

「くっそ…」

その時瀬奈の体が力を失う。

瀬奈!

「…」

どうやら瀬奈は気を失ってしまったようだ。

「オヤオヤ!モウサレンダーカ!武藤瀬奈!」

「…まだだ!」

瀬奈に変わり俺が立ち上がり口を開く。

「オヤ?貴様、瀬奈デハ無イナ…ナルホド、千年パズル二宿ルファラオノ魂カ。」

「だからどうした!」

「私ノ目的ハ瀬奈ノ抹殺ダッタノダガナ…マアイイ、貴様モマトメテケシテヤロウ!私ハコレデターンエンド!」

ジャスティスのフィールドには攻撃力6000のモンスターが一体…

確かに強力だがあきらめるわけにはいかない!

「俺のターン、ドロー!」

…やるしかない!

「魔法カード代償の錬金術発動!手札を任意の枚数墓地に送り、その枚数分フィールド上の魔力をチャージ出来るモンスター一体の魔力をチャージする、手札を二枚捨てマハードの魔力を二段階チャージ!更にこのカードも魔法カードなので、もう一段階チャージ!」

「ホウ。」

「魔法カード、魔力掌握!マハードの魔力を二段階チャージ!これでマハードの魔力は最大になる!更に魔法カード、マジシャンズクロス!マハードとディフェンダーの連携でもともとの攻撃力は3000!マハードの効果で攻撃力3600!更に魔法カード!マジック・バースト!チャージされた魔力1段階につき攻撃力が400ポイントアップする!これで攻撃力は6000!マハードとディフェンダーの連携攻撃!バースト・ブラック・マジック・ブレード!!!

「反撃ダ!漆黒の巨神兵!」

二人の魔術師の連携攻撃、そこに黒いオベリスクの拳が襲い掛かる。

「ディフェンダーの効果!マハードとディフェンダーの破壊を無効にする!」

漆黒の神は無に帰したが、ディフェンダーの力でマハードとディフェンダーは破壊を免れる。

「…」

「マジック・バーストの効果でチャージされた魔力は全て消滅する。俺はこれでターンエンドだ!」

「私ノ神ガヤラレタ…。」

「どうだ!」

「ハッハッハ!ダカラドウシタトイウノダ!」

「強がりを…。」

「漆黒の巨神兵ハ布石二過ギナイノダヨ!私ノターン!ドロー!魔法カード!黙する死者発動!私ハ墓地ヨリ漆黒の巨神兵ヲ蘇生…ソシテ漆黒の巨神兵ヲ生贄二捧ゲル!」

「神を生贄に捧げるだと…。」

「見ヨ!コレガ私ノ切リ札!出デヨ!漆黒の太陽神!!!

ジャスティスのフィールドに漆黒に染まった太陽が現れ、変形し、鳥のような姿を現した。

「…な。」

「漆黒の太陽神ノ攻撃力ハ生贄二捧ゲタモンスターノ攻撃力ノ三倍!ヨッテ18000!」

「く…。」

「漆黒の太陽神デマハード二攻撃!ダーク・ゴッド・ブレイズキャノン!!!!

太陽神の口から炎が放たれ、マハードを消し去る。

そしてその勢いを失わないまま俺に襲い掛かる。

…ここまでなのか。

俺がそうあきらめた瞬間。

「なるほど、こうすれば勝手に前に出れるのか。」

…!瀬奈!?

「…よし、アテム。後は任せたぞ!」

待て!

その時瀬奈は炎に飲まれた。

瀬奈ァァ!

そしてその勢いに飲まれて俺は意識を失った。
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