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TURN5『空虚』-4

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「やったな!瀬奈君!」

「…ああ。」

お前は何もしてないだろうが。

「…」

「さあ!君たちのパズルカードを渡してもらおうか。」

「くそ…」

「がーん。」

意外にも素直に二人の男たちはパズルカードを手渡した。

「と、いっても僕には必要ないからね、君にあげるよ、瀬奈君。」

「おお、すまんな。」

「じゃあ、僕はこれで失礼するよ。」

そういい、青は去っていった。

…相変わらず異様な強さだ。

「…さてと!そこのお前!パズルカードを返してもらおうか!」

「そうだ!かえせ!」

「嫌だ。さあ、お前らのボスのところへ連れて行ってもらおうか。」

青の姿が見えなくなると同時に二人の男たちはルール違反を仕掛けてくる。

だが、それを意に介すこともなく瀬奈は違う用件を突きつけた。

「返すつもりがないなら力ずくで返してもらおうか!さあ!殺れ!」

「わかったぞー!」

小男の指示で、大男は瀬奈に殴りかかる。

「そうだな、こういうのがわかりやすくていいんだ。」

その大男からの一撃を瀬奈は難なくかわし、その十分なサイズの体にカウンター気味の強烈なボディーブローを叩き込む。

「ぎょほ!」

よくわからない声を出し、大男はひざから崩れ落ちる。

「な?お前もあんな風になりたくないだろ?大人しくお前らのボスのところへ連れて行けって。」

地面に突っ伏して倒れている大男を指差し、瀬奈は小男にそんなことを話しかける。

「は…はい!こちらです!」

小男の態度は一変し瀬奈をビルの中へ案内し始めた。

いったいどっちが悪役なんだか…。




「ほんとにここでいいんだろうな?」

「は…はい!今すぐボスを呼んできます!」

小男にそのビルのオフィス…だった場所に案内される。

オフィスだったのは遠い昔のようで、今となってはあたりに埃が積もり、とても人が生活していいけるような環境ではない。

「…あいつら、本当に連れてくるかな。」

わからんな、そもそもここがジャッジメントのアジトなのか?

「そうに決まっている。」

どこからその自信が生まれるんだ…。

「待たせたな!」

その声とともに何故か周りの照明が落ちる。

「来たな…!」

ああ。

「今回の決闘街でも数々の決闘者がわれわれのアジトに乗り込んで来たが全て返り討ちにしてやったわ!」

ほう。

「…。」

「われわれ、グールズ・ツヴァイのアジトへようこそ!」

…あれ?

「…悪い、人違いだった。」

そういい残し瀬奈が立ち去ろうとするとビルの入り口のシャッターが下りる。

「何をする!俺をここから出せ!」

「われわれのアジトに乗り込んでただでかえると思っているのか?」

そういい、現れたのは仮面をつけた初老の男。

…どこかで見たことがある気がする。

そういえば…グールズだと!

「私はパンドラ、このグールズ・ツヴァイのリーダーをさせていただいています。貴方のお名前は?」

俺の脳裏に決闘街で戦ったブラックマジシャン使いが思い出された。

「名乗りたくないな、早く俺をここから出せ!」

「はっはっは、そう焦らず…貴様!胸に下げているそれは何だ!」

「あ?ただのアクセサリーだ?お前には関係ないだろう!さあ早くここから出せ!」

「うるさい!それは私の記憶の汚点なのだよ!それを持つ男に敗れて以来、私は何をしてもうまくいかない!死のうとしても何度も失敗した!」

「…」

「さあ!デュエルだ!貴様に私の苦しみを味合わせてやる!」

「…アテム、お前が蒔いた種だ、お前が戦え。」

わかった。

瀬奈と入れ替わり俺が前に出る。

「いいぜ、デュエルだ!」

「私の華麗なブラックマジシャン捌きを見せてあげましょう!」

「「デュエル!!」」
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