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TURN4『開戦』-EX-1

とりあえず番外編込みで考えるとこんな感じになります。

普段なら1話完結の番外編なんですが、本編のTURN4が終わってないから今回は小出しで行きます。


「んー…こんな感じかなぁ?」

明日からの決闘街に向けてデッキの調整中…まあ正直なところ緊張して眠れないだけなんだけどさ。

その時ドアをノックする音が聞こえた。誰だろ?

「遊馬?起きてる?」

「ああ、父さん。どうしたの?」

「ちょっとね、でも遊馬、明日朝早いんじゃないの?」

「いやー、ちょっと眠れなくって、きっと瀬奈とアテムも今頃特訓中だしさ。」

「そうなんだ。遊馬、はい、これあげるよ。」

そういって父さんが差し出したのは一枚のカード。

「ありがとう。珍しいね、父さんがカードをくれるなんて。」

「ちょっとね。」

「ふーん。」

さてと、何のカードだろ?

…って

「ええ!!!!と…父さん、いいの?」

「うん。」

「でもこのカードは…」

「そうだね、僕から遊馬へのプレゼントだよ。」

「じゃあ瀬奈にも?」

「うーん、瀬奈には瀬奈へのプレゼントが別にあったからね、これじゃ不平等だと思ってさ。」

「そうなんだ。」

「でもこのことは瀬奈…あとアテムには秘密だよ。」

「わかった。」

「じゃ、おやすみ遊馬、早く寝るんだよ。」

「うん。」

そう言って父さんは部屋を出ていく。

…寝ようかな。




「うーん…結局あんまり寝むれなかったなぁ。」

ちょっと寝不足なまま決闘街当日を迎えちゃったなあ…。

とりあえず…瀬奈を起こそう。

瀬奈の部屋の前に立つ。

「起ーきーてーるー?」

反応なし…と。

いやいつものことなんだけどさ…。



「瀬奈!ほら急がないと間に合わないよ!」

「うるさい!運転中に話しかけるな!」

結局いつも通りの瀬奈の朝寝坊で遅刻ギリギリになっちゃった…。

「瀬奈がいつまでも寝てるからこんなギリギリになったんだろ!」

「だーかーら!話しかけるな!事故るぞ!」

お、脅してきた。全く誰のせいでこんなギリギリになったと。

「お前もうるさい!大体誰のせいでこんな時間になったと…」

あ、アテムと話してるんだ…ってそれは…

「瀬奈でしょ。」

それだけは間違いないよね。

「…もういい。」

まったくもう…その時近くにあった時計が僕の目に入った。

これなら…。

「まあ、でも何とか間に合いそうだね。」

「ああ。」

そんなことを話していると、僕たちの行く手を黒い格好をした人たちが塞いでる。

「ちっ…」

瀬奈はバイクを止めた…

もう!なんなのさ!

「お前ら…何者だ?俺たちは急いでいるんだ、そこをどけ。」

「そうだよ!ただでさえ瀬奈の寝坊で大ピンチなんだよ!僕等は!」

「…いや、そこはいいだろ。」

よくないよ!と言おうとしたら、塞いでいるひとの中でも大きい人が話しかけてきた。

「武藤瀬奈、私たちのリーダーは貴様にバトルシティに参加させたくないと考えている。」

あれ?僕はー?

「…つまり俺達にこのまま引き返せ…ってことだな。」

「そういうことだ。」

「嫌だと言ったら?」

「悪いが貴様等には病院で眠ってもらう!」

瀬奈を目掛けて鉄パイプを振ってるけど…ま、瀬奈がこんなのに当たるわけないよね。

ん?貴様…ら?

「…力ずくか、わかりやすいな。」

「しかも僕も?うわー…とばっちりだー。」

なんでー、とりあえずバイクから降りようか。

「俺は瀬奈を殺る!お前らはその小さいのを捕まえておけ!」

ん?何か今聞き捨てならないことを…。

「小さいのって…失礼だね。」

「間違っては無いだろ。」

瀬奈まで…。

「おい!ガキ!」

…僕のこと?

「命乞いしたら助けてやってもいいぞー。」

あ、気付いたら囲まれてるし、5人かあ。

「ガキって…僕?」

「他に誰がいるんだよ、それとも何か?お前それで大人のつもりなの?ボク?」

一人がそう言って、周りがみんなで笑いだす。

…あ、なんだかムカついた。

「僕は18歳だよ。」

と、いいつつちょうど正面にいた人の顔にパンチをする。

「げゅあ…」

声にならない声を上げ、その人は膝から崩れる。

「な…」

「もう終わり?なーんだ、弱いじゃん。」

「このガキ!」

頭に血が上ったのか、残りのうちの一人が僕に殴りかかってくる。

「だ・か・ら、もう18なんだってば。」

そのパンチを避けて、カウンター気味に顎を狙いアッパーをする。

「ぐぇ…」

また、奇妙な声をだしてその人も崩れる。

「どう?まだやるの?」

挑発のついでに残り人数を数える。

…あれ、二人しかいない?

とか思っていると僕を後ろから腕を掴み持ち上げられる。

「ちょっと、離してよ。」

「黙れ!おい!お前ら早くこのガキ殺っちまえ!」

二人のうちの一人がこっちに向かってやってくる。

あ、メリケンサック。

「危ないなあ。」

「黙れ!」

…嫌だね。

「よいしょっと。」

「な…」

足を振り下ろした勢いで後ろから掴んだ人を持ち上げ、その勢いでメリケンサックを持った人の頭に、掴んだ人の頭を叩きつける。

二人とも完全に意識を失ったみたい。

「ふう。」

背中に持ち上げた人をその辺りにおろして、最後の一人と向き合う。

「どうする?命乞いするなら助けてあげるよ?」

「ゆるして…」

「いいよー。」

そうそう、人間素直が一番。

「などと言うと思ったか!!」

といって、ナイフで突いてくる最後の一人。

「まったくもう。」

そのナイフを避けてナイフを持った腕を手刀で強打する。

「ぎゃあああ!!!」

そう叫んでナイフを落とし、尻餅を突く最後の一人、そりゃ痛いよ。

「た…助けてください!!!!!」

「うーん…ダ・メ。」

そう言って顔面目掛けてパンチをしようとする僕。

「ひぃいいいい!!!」

まだ当たってないにもかかわらず、白目をむき、失禁した最後の一人。

「汚いなあ…。」

まあでもこれで終わりだね。

えっと…瀬奈は…


「瀬奈ー?終わったー?」

「ああ。」

瀬奈の足元に人が倒れてる、問題なかったみたいだね、心配はしてなかったけどさ。

さてと…

「急がないと間に合わないよ!瀬奈!」

「ああ、急ぐぞ、遊馬!」

間に合うかなあ…。
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後書き

ってことで実質TURN4遊馬編です。

瀬奈が戦っている時、遊馬は何をしてるのか?

ってとこにスポットを当ててみよう!

って感じですね。

では、ブリュナでした。

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