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TURN  P-5

一旦書き直すとつらいww


「うーん…」

重い…

「うーん…」

重い…

「重い!」

起きてしまった。

眠っていた俺の上にオべロンが乗ってる。

「オべロン…お前…何をしている?」

「セナがあんまり起きないからわるいんだろう!」

「…」

ああ、朝なのか…ここは…

そうか、二ビシティのポケモンセンターだ。

トキワの森を何とか抜けて…二ビシティに着いて…ポケモンセンターにポケモンを預けて…

「ほら!セナ!早く行こうよ!」

俺の回想をオべロンは遮る…ん?

「…どこに?」

「ここのジムだよ!とりあえずここに着いたらジムに行こうって言ってたでしょ!」

「ああ…。」

そういえばそんなこと言ったな…だが。

「とりあえず…もう少し…寝かせてくれ…。」

毛布に潜る俺。

「セナ!」

「あと20分…」

「セーナー!」

…寝かせてくれ。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

結局強引に起こされ、ニビジムに行くことになってしまった。

「ジムはどこだー。」

「えーとねえ、わかんない。」

「んー。」

とりあえずシールを剥いでモンスターボールに戻す。

「よーし、こい、ポッポ。」

ポッポは相変わらず逃げる

「させるかー。」

「離しなさい!」

「よーし、ポッポ、ジムを探せー。」

「ちょっとはこっちの話も聞きなさい!」

「しるかー。」

「もう!ほんとに逃げるわよ!」

そうしてポッポは飛び立った。

「うーん。」

よーし、戻って寝よう。

「どこ行くの?瀬奈?」

「ポケモンセンターだ。」

…ん?

「ジムの間違いでしょ?」

…遊馬。

「ここで何をしてるんだ?遊馬。」

「ニビジムまでの案内をしてあげようと思ったんだよ。こっちだよー。」

「その前に一眠り。」

「もうすぐ昼だよ!早く行かないと!」

「いやだ。」

「そんなこと言わない!ほら!いくよ!」

半ば引きずられるようにニビジムへ連れて行かれる俺。

…眠い。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

「ほ…!着…!」

「…んあ?」

「もう!何でこういうとこは変わってないのさ!ほら!ジムだよ!」

「…嫌だ。」

「嫌じゃない!ほら!入って!」

強引に押し込まれる。

「痛って…」

「来たな!」

誰だ?

「俺はニビポケモンジムリーダーのタケシ」

おお、これはご丁寧に。

「俺の堅い意志は、俺のポケモンにも表れる!」

いきなりどうした?

「硬くて我慢強い!」

そうかい。

「そう!使うのは岩タイプばっかりだ!」

ほう。

「ふはは!負けるとわかってて戦うか!ポケモントレーナーの性だな。」

負けるつもりもないがな。

…だんだん目も覚めてきた。

それに少しイラッとしたぞ。

「…お前に勝てばいいんだろ?」

「ほう…いいだろう!かかってこい!行け!イワーク!」

タケシは巨大な岩の蛇を繰り出した。

…でかいな。

とはいえ怯むわけにはいかないか。

「行け!オべロン!」

あれ?…声が聞こえない。

だがオべロンはこっちに何かを訴えかけている。

しまった…シールが無い。

「くそ!オべロン蔓で叩け!」

何とか伝わったようでオべロンは蔓でイワークを叩く

…が、

「その程度でイワークを倒せるとおもっているのか?」

まあ…焼け石に水だろうな…。

「今度はこっちの番だ!さあ、イワーク!体当たりだ!」

イワークは巨大な体を生かし体当たりを仕掛けてきた。

「避けろ!オべロン!」

オべロンはイワークの体当たりを避けた…

が、完璧に避けきれずに掠ってしまう。

そしてその勢いで思い切り壁に叩きつけられる。

「オべロン!」

ダメージは甚大だが…まだ大丈夫だな。

だがもう一発食らうとまずい…。

「ほう…これを受けてまだ立ち上がるとは…だがもう一発食らえばどうなる?さあ!行けイワーク!体当たり!」

「避けろ!」

…さっきより遅い…しまった、フェイントだ!

「かかったな!さあ!イワーク!巻きつけ!」

その蛇のような体でオべロンに巻きつき、絞めつける。

「オべロン!」

「ふん!さあどうする!ギブアップか?」



オべロンを見ると、苦しそうな顔をしている…

が、その目はまだ諦めていない。

「まだだ!」

「その意気は認めよう!だがいつまで続くか?」

実際に手も足も出ない…

何か方法は…そうだ!

「オべロン!種に粉!出せるものは全部出せ!」

オべロンは背中の種から種や粉をまき散らした。

「悪あがきか?だからどうした!」

あとは…

「そのままもがき続けろ!オべロン!」

「その程度で俺のイワークは…何!」

イワークの体が緩み、オべロンが自由になる。

そしてそのままイワークは倒れ込んだ。

「何が起こった!!」

説明してやるか…

「オべロンが撒いた種は宿り木の種、粉は毒の粉だ。種はイワークの養分を奪い取り、粉は体力を奪ったんだ。」

「…く。」

「さあ?どうする?イワークはもう動けないだろ?ギブアップか?」

「くそ…だが…仕方ない…ギブアップ…だ。」

よし…。

「俺の勝ちだ!」

「ふう、君を見くびっていたようだ。僕に勝った証にポケモンリーグ公認グレーバッジを授けよう!」

「ああ、ありがとう。」

これで1つ目…まだ先は長いな。

「よし、帰るぞオべロ…ン?」

オべロンの様子がおかしい。

「どうしたんだ?」

「ほう、これは。」

「何か知ってるのか?」

「まあ見ていればわかるさ。」

「そうか…?」

オべロンの背中の種が開き、中から草が現れる。

「これは…」

「これがポケモンの進化だ。ポケモン図鑑を見ればわかる。」

「そうなのか?」

…フシギソウか。

「よかったな、オべロン。」

嬉しそうにこっちに駆け寄ってくるオべロン。

そして俺の上に乗る。

「重い!オべロン!さっきより重い!」

…勘弁してくれ。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

外に出ると遊馬が待っていた。

「お帰り、瀬奈。」

「ああ。」

「どうだった…って聴くまでもないみたいだね。」

「当たり前だ。」

「勝ったんだね、よかった。で、これからどうするの?」

「まあ、まずポケモンセンターだな、オべロンも無傷ってわけでもないし。」

「そっか、頑張ってね。じゃあね。」

「ああ、じゃあな。」

…よし。

「いくか、オべロン。」

「いた!セナ!」

…ん?ポッポの声だ。

「おお、どこにいってたんだ?ポッポ。」

「セナがジム探して来いって言ったんじゃない!」

「ん?俺そんなこと言ったか?」

「言ったわよ!もう!心配したんだからね!」

「ああ、それはすまなかった。」

「もう!」

全く覚えていないが…まあいいや。

「よーし、いったんポケモンセンターに戻るぞー。」

「ちょっと!こっちの話も聞きなさい」

「もどれ、オべロン、ポッポ。」

オべロンとポッポをモンスターボールに戻す

これで…よし。

戻ってもうひと眠りするとしよう。

…………………………

ポケモンレポート

オべロン/フシギソウ LV16
ポッポ/ポッポ LV12
ピカチュウ/ピカチュウ LV10
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今回の現実

ちょっと趣を変えてみる。


「ほう…いいだろう!かかってこい!行け!イシツブテ!」

「オべロン、蔓の鞭。」

「…イワーク!」

「蔓の鞭。」

「ふう、君を見くびっていたようだ。僕に勝った証にポケモンリーグ公認グレーバッジを授けよう!」

……………………

…これが現実。

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