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TURN P-1

ちなみに本編とは関係ない完全な外伝です。

……………………………………………………


「…ら…セ…」

ん…

「ほら、セナ、起きて!」

「うー、母さん、あと少し…」

「何いってるの!セナ、今日はオーキド博士にポケモンを貰いに行く日でしょ!」

「わかってるから…」

…ん…ポケモン…?

「もう!勝手にしなさい!貰えなくてもしらいわよ!」

そう言って母さんは階段を降りていった。

ん…あれ?なんで俺寝てるんだっけ…?

そうだ、ブリュナに落とし穴に落とされて…

…あれ?ここどこだ…?

俺の部屋…

なのか…?

あれ?ちょっと待てよ…

母さん?

とんでもない違いに気付き、俺は慌てて母さんを追って階段を降りた。

「母さん!」

「もう!やっと起きたの!ほら!急がないと!」

「う…うん。」

武藤の母さんじゃない俺の本当の母さんが今俺の前にいる…

「ほら、顔を洗って早く着替えなさい!」

「う…うん。」

とりあえず顔を…

…あれ?

洗面台の鏡に顔を映して決定的な違いに気付く。

これは…俺…なのか?

何か違和感が…そうだ、幼いんだ、しかも背が低い…遊馬位しかないぞ今。

そもそも今何歳だ?俺。

「セナ!何してるの!」

「あ、は、はーい。」

ちょっと冷静になれ、俺。

自問自答しつつリビングにもどったら母さんが俺に話しかけてきた。

「そっかあ、セナも今日で10歳だもんね。」

「う、うん。」

10歳なんだ俺…。

「そうだ!セナ、お父さんからあなたに誕生日プレゼントがあるのよ!」

「父さんから?えっと父さんって…」

誰?と聴こうとしたけど母さんに遮られる。

「ほら!そこは聴かないの!」

「ごめん。」

「もう…はい、これがプレゼント。ただセナがポケモンを貰うまで開けちゃ駄目よ。」

「何で?」

「お父さんがそう言ってたの。」

「わかった。」

腑に落ちないが…まあいいか。

「ほら、早く着替えてらっしゃい、その間に朝ごはんの支度するから。」

「う…うん。」

…ここがどこで一体どうしたらいいかもはっきりしないが…とりあえず着替えよう。

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服を着替えて、朝食を平らげ、出発をしようか。という時、ふと思い立った。

「そうだ、母さん。」

「どうしたの?セナ?」

「えっと…オーキド博士の研究所ってどこだったっけ?」

「もう!そんなことも忘れちゃったの?そこを真っ直ぐ行った所よ。」

「ありがと。」

違う、俺が言いたいのはこんなことじゃない。

「母さん、あのさ…」

「今度は何?」

「ううん、何でもないや。」

「どうしたの?変な子ねえ。」

「…行ってきます。」

「行ってらっしゃい。あんまり遅くならない内に帰ってくるのよ。」

「わかってるよ。」

そう言って、俺は家を出た。



また会えて嬉しいなんて言えるか!


----------------

「ここかぁ…。」

確かにこの建物の位置がわからないっていうのはおかしいか。

この民家しかない町でこの研究所は目立つな。

…とりあえず入るか。

「失礼します…。」

「おおっ!セナ、やっと来たか。」

…この人がオーキド博士か?

「あ、はい。」

「よし、君にはこのフシギダネのオベロンをあげよう!」

…ボールだ。種?なのか?埋めるのか…?

「あ、ありがとうございます。」

「このポケモンはすごく元気がいいぞ!」

これは…なんだ?

「はぁ。」

「あまり嬉しいじゃないな、どうしたのじゃ?」

「え…いや、嬉しいです。」

いや、だって何?このボール?

「そうか!それはよかった!それでそのポケモンを使って隣の町にいけるぞ!」

「はぁ。」

…ぶつけて戦うのか?

まじまじとボールを眺めているとスイッチを見つけた…

押してみたらボールが割れ、中から…なんだこれ?

「そいつがオベロンじゃ!」

「はぁ。」

…あ、こいつね。

「そうだ、オーキド博士、なんでこいつはオベロンって名前なんですか?」

「なんとなくじゃ!」

「はぁ。」

そうかい。

「ん?セナ、そういえばその小包はなんじゃ?」

「ああ、これは…」

何だろう?開けてみるか。

中にはイヤホンマイクとシール、シールにはロゴが書いてある。

…なんだこれ?

「こ…これは…!」

「なんですか?これ?」

「PTSじゃ!これがあればポケモンと話ができる代物じゃ!だがこれはまだ開発段階のはずだが…」

「どうやって使うんですか?これ。」

「シールをポケモンに張るだけでいい。早速オベロンに…オベロンはどこじゃ?」

「え?」

そういえばいない…

「あ、あそこじゃ!」

「え?」

オーキド博士が指さしたのは窓の外…そこをとことことオべロンが歩いている。

「あの子はわんぱくじゃからのお、よし!捕まえてくるのじゃ!セナ!」

「え?あ、はい。」

「さあ、それが君の冒険の始まりじゃ!」

「あ、はーい。」

そして俺はオべロンを追いかけ研究所を飛び出した。

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「…はぁ…やっと…捕まえた。」

逃げ回るオべロンをやっと捕まえることができた。

「結局ポケモンって何なのかを聞き逃したな。」

やっと一息ついた俺の手の中で相変わらずオべロンはばたついている。

「そうだ、PTS…えーと、シールを張るんだっけな。」

オべロンにシールを貼りイヤホンを耳につける。

「はなーせー!」

「おっ!」

これは…

「オイラはやっと自由になれたんだー。」

「いや別にかまわんが…」

「じゃあ離せ!っておいお前オイラと話が出来るのかい?」

「みたいだな。」

「人間にオイラ達の言葉がわかるやつがいるなんてな!オイラはオべロン!って知ってるか!」

「まあな。」

「あんたの名前は?」

「え…俺?瀬奈だ。」

「そうか!セナ!よろしくな!」

「…自由になりたいんじゃなかったのか?」

「いや、オイラと話が出来るアンタといた方が面白い!」

「そうか?」

そんなもんなんだな。

「じゃ!隣町に行くぞ!」

「いや、家に帰る。」

「いやだー隣町に行くんだー!」

…こいつどうやったらこのボールの中に戻るんだ?

ボールを手の中でいじくっているとボールからビームらしきものが出てオべロンをモンスターボールの中に戻した。

…ふう。

「ずいぶん手こずってるね。」

「ああ…。」

ん?誰だ?どこかで聞いたことのある声だが…?

俺はその声の方へ顔を向けた。

「や、瀬奈、元気?」

「お前はここで何をしている?遊馬?」

「うーん、まあ君のチュートリアル的なことをブリュナを頼まれたんだ。」

「ああ、今の状況を簡潔に説明してくれ。」

「何か瀬奈、体が小さくなってもあんまり変わらないだね。」

「まあお前とあんまり変わらないからよっぽどだよな。…ってなんで俺は小さくなってお前はそのままなんだ?」

「まあ、気にしない、まずはとりあえずブリュナからの伝言ね、ポケモンリーグチャンピオンになったら元の世界に戻してやるってさ。」

「全然先が見えないんだが…。」

「ま、今日はもう遅いし一端家に帰ったら?続きはまた明日ってことで。」

そういえば母さんも早く帰って来いって言ってたな。

「そうするか。」

そして俺が帰ろうとすると遠くから俺の名前を呼ぶ声がする。

「あ!セナー!」

「…母さん。」

「あら?珍しいわね、お友達?」

「え?いや僕は…」

「そうだよ。」

遊馬が余計な事を言おうとしたのでそれを俺が阻む。

「あら?そうなの、セナの母です。」

「あっ、どうも、遊馬です。」

「この子って全くお友達連れてこないからいないんじゃないかって心配してたのよ。」

「もう!母さん、余計なこと言わなくていいから。」

「あら、ごめんなさい、セナ?まだ遊ぶの?」

「いや、もう帰るとこ。」

「そうなの、じゃあ一緒に帰りましょうか。」

「うん。じゃあ、遊馬、また明日な。」

「うん、そうだね。ばいばーい。」

よし、帰ろう。

そう思った時に

「あ、そうだ瀬奈。」

「ん?なんだ?」

「いったん終了する前にきちんとレポートを書くんだよ。」

「なんだそれ?」

「まあ手持ちのポケモンの名前とかメモするだけでいいよ。」

「わかった。」

「それとさ、」

「今度はなんだ?」

「またお母さんと会えてよかったね。」

…こいつは…

何か言い返してやろうかと思ったが、思いつかない。

しかも間違っていないしな…

結局俺はこう返した。

「ああ、そうだな。」

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ポケモンレポート

オべロン/フシギダネ
LV6
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今回の現実

むしろこっちが本当のプレイ日記。笑

フシギダネを貰ってライバルを倒した。

>ブリュナ

遊戯王はどうしたwww



これはこれで面白いから良いけどね( ^ω^)

→Edy

…がんばるwwww

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